INTERVIEW先輩社員インタビュー

様々な現場で働く先輩社員たちに
本音を語ってもらいました。

TOP > 採用情報 > INTERVIEW 03

interview03

牧 洋佑三日市工場 設計 2017年入社

まだ若手ながら、顧客からの要求に柔軟に対応する仕事ぶりで社内での評価も高い牧氏。休日は趣味のロードバイクで出かけることが多く、三日市工場がある河内長野市周辺は気持ちよく走れる道がたくさんあってうれしいと話す。どんな質問にも丁寧に答える牧氏を見ていると、仕事に誠実に取り組んでいる姿が目に浮かぶ。

地味な存在、しかしなくてはならないもの
それが熱交換器です

学生の頃から将来はモノづくり、設計に関わる仕事がしたいと考えていました。正直に言うと瀬尾高圧工業は知らない会社だったのですが、大学院のときエージェントから紹介を受けて27歳で入社しました。
いまは設計課で熱交換器の設計をしています。熱交換器と言ってもピンとこないかもしれませんが、いちばん身近な例で言うと、エアコンや冷蔵庫が身近な熱交換器となります。高温の気体(液体)から低温の気体(液体)に熱を移動させて、気体(液体)を温めたり冷やしたりする装置のことです。弊社では主に発電プラントやごみ焼却炉で使用する熱交換器を製造しています。そういう現場で熱交換器がどんな働きをしているかと言うと、これは一例ですが、ごみ焼却炉ではゴミを燃やすと熱(排ガス)が発生します。そのまま放出すると熱エネルギーがムダになります。そこで熱交換器によって排ガスの熱で空気を温めます。その温めた空気を焼却炉に送り込むことで燃焼効率が良くなるのです。本来捨てるはずの排ガスの熱を熱交換器で再利用しているわけです。地味な存在ですがなくてはならないもの、それが熱交換器です。

わからないことは何でも質問できる
優しい先輩が多い

熱交換器の設計課は、製品の仕様や性能を検討して決定する「計画グループ」と、詳細な設計を行う「生産設計グループ」に分かれていまして、私は生産設計に所属しています。計画グループが作った仕様書を元に、細部のこと、さまざまなパーツをどう組み合わせていくかなどを考えていきます。この会社は優しい人が多いというか、おおらかというか、先輩に何でも質問できる空気があります。いろんなアドバイスももらえますし、入社3年目でまだまだ若手ですが、設計の仕事の流れはひと通りわかってきたかなと思っています
設計する熱交換器は大から小までさまざまです。現在、私が担当している案件で最大のものは、重さ30トン、高さが20mクラスです。国内工場では製造が難しく、海外で製造しています。製造だけでなく海外規格の材料や規格で設計することもあります。熱交換器は鉄やステンレスの管の組み合わせでできていますが、海外規格では材料の管の厚みや外径が変わるので、設計も変わります。規格を英語のテキストから読み取って、図面も英語で描きました。英語、得意じゃないので苦労しました(笑)。

頭に機械の形が浮かぶ、そんなわかりやすい
図面を描きたいと心がけています

この仕事の面白さは、自分が設計した機器が現実の形になっていく、そこだと思っています。とくに瀬尾高圧工業は社内で一貫生産しています。どんな工程を経て最終的な製品になっていくのか、自分の目で確認できます。これを読んでいる人はモノづくりが好きな人だと思いますが、モノづくりが好きな人ならこの面白さがわかるのではないでしょうか。
設計の良し悪しは何で決まるか?難しい質問ですが、例えば60℃の空気を100℃まで上げる熱交換器、性能が同じならコンパクトで軽量のほうがいいですよね。計画段階である程度は決まりますが、生産設計でクリアしないといけないこともあります。その中でこだわっているのは、お客様や製造工程の担当が見たときに、具体的な形がすぐ頭に浮かぶような図面を描くことです。形が理解しやすいかどうか、そこに設計の技量が現れると思って頑張っています。
将来的には、計画グループの仕事もしてみたいと考えています。製品だけでなく、プラント全体を俯瞰して、大きな視点でモノづくりができそうな気がします。もちろん同じ設計課でも計画グループは必要な知識も違いますので今すぐはムリですが、チャレンジはしたいですね。

ページトップへ